第27回 “板金図 その1”

2015年 12月 14日

忘年会シーズンですね。今から予定を立てようにも、お目当てのお店が予約で一杯でした…仕事と同じで早め早めの段取りが必要と感じた今日この頃です。


では、第27回目の今回は「板金図その1」についてお話しします。


まず、板金図とはここでは「制御盤本体」の図面の事を指します。
主に板金屋さんに製作をお願いするのに使いますが、客先によっては、板金図も提出する所もあります。
分かり易く言うと「オーダーメイドの制御盤」です。


ふと、「今時、制御盤なんて市販されているのになぜ必要か?」と思った方も居ると思います


確かに、スイッチや表示灯を取り付ける必要がないような盤ですと、市販でも十分ですが、「穴明け」や「アースボス取付」など加工が必要な場合は素直に頼んだほうが良いです。
メーカーによっては、対応してもらえるので、「どこまでやってもらえるか」を調べましょう。


一般的なスイッチのような「丸穴」だけなら何とかなりそうな感じがしますが、「集合表示灯」や「ファン」など、「四角」の穴になると、正確な「位置」や「寸法」に穴を開けるのが非常に難しいですし、丸穴でも一定の大きさのものばかりではないため、工数ばかりが掛かってしまい無駄が多いです。
その他の加工についても、「自分で出来そうにない」と感じたら、「板金図と一緒」にお願いするよう(図面に描くよう)にすると、いいですね。


私は今年に入ってから板金図を描きましたが、「同じような製品」でも穴の大きさが違い、その製品の取り付け以外の部分について知ることができ、楽しい部分でもありますが、難しい部分でもあるなと感じました。


次回は「板金図 その2」についてお話しします。


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