第9回目 “タッチパネル”

2015年 07月 06日

そろそろ梅雨が明けてきた頃でしょうか?
今年も朝昼夜と温度差があるので、体調管理には注意しましょう。


第9回目の今回は“タッチパネル”についてお話しします。


まず、タッチパネルとは“押ボタンスイッチと表示器が一体化した装置”です。
スマートフォンやATM、オフィスプリンタなどにも使われており、制御盤の中では一番身近に感じられるものではないでしょうか。


当然ですが、このまま制御盤に取り付けただけでは機械は動きません。専用のソフトで設定する必要があり、そこは設計者の個性やスキルがみえる部分だといえるでしょう。


では、どのような用途で使われるかというと
①運転や停止などのスイッチ
②機械の微調整
③速度や稼働時間の表示
などがあり、1台で何役も持たせることが可能な万能選手ですが、私が経験した中では、②や③が多かった気がします。


もちろん、便利な反面、気をつけなければならないところもあります。
その最たるものは“うっかり画面を触ってしまった”時の“誤作動”であり、これを防ぐために一定の操作に関しては“数秒間押していないとダメ”なように設定するなどの対策が必要です。


また、安全規格のある“非常停止”操作はタッチパネルに置き換えることが出来ませんので、必ず専用のスイッチを設けるようにしましょう。


タッチパネルのソフトの部分についてもは、また改めて触れていきたいと思います。

次回は”計器類”についてお話しします。


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