今日から6月、じめじめした暑さが続きそうですが、頑張って乗り切りたいです。
第4回目の今回は“押ボタンスイッチ”についてお話しします。
まず、構造には“モーメンタリ”“オルタネイト”という種類があります。
モーメンタリは「押している間だけONの状態(スイッチを離すと戻る)」で、
英語ではMomentary typeと表記され、「Momentary(モーメンタリ)」は"瞬間"を意味します。
オルタネイトは「一回押すと、もう一度押すまでONの状態(スイッチを離しても沈んだまま)」となり、「Alternate(オルタネイト)」は"交互"や"代わる代わる"を意味します。
ノック式のシャープペンシルとボールペンをイメージすると分かりやすいと思います。
次に、色についてです。
一般的には、“緑…正常、安全(起動スイッチ)”“赤…非常、緊急(停止、非常停止スイッチ)”“黄色…異常(異常復旧スイッチ)”とされており、黒は設備によって様々な役割があてがわれます。
他にも青・白・灰といった色もあるみたいですが、自分はまだ見たことがありません。
また、制御盤から機械まで遠くて起動状態の確認に行くのに苦労する場所では
作業者が機械の状況を遠くからでも把握できる様に、“昭光式(中に白熱球やLED球が入っていて光る)”の押しボタンスイッチもあります。
主に、緑…正常、赤…停止、として使われています。
現場によっては、上記の説明とは全く逆の考え方で、“起動スイッチ=機械が動くので危険」=赤”、”停止スイッチ=機械が止まるので安全=緑”という場合もあり、、作業者のの認識に大きな違いがあることをを知りました。
次回は“スイッチ類その2”としてセレクトスイッチについてお話しをしていきます。