第3回目 “扉の機器配置”

2015年 05月 25日

朝晩はまだひんやりするものの、日中は30℃近くになる日が増えてきました。
この時期は1年でもっとも紫外線が強いそうです。
現場での作業に備えて、そろそろ熱中症対策の準備を始めていきましょう。


さて、第3回目の今回は“扉の機器配置”についてお話しします。


1回目の記事で
>制御盤の前面というのは“扉”の事です。
>“よく見る・よく触る”ものは扉部分に取り付けるようにします。
と言いましたが、やはり実物を見ていただいた方がわかりやすいかなと思いましたので、写真を用意しました。
かなり大きな盤なのがわかるでしょうか。


一般的に扉面には作業者が“見たい情報”や“操作するべきもの”が並んでいます。
そのなかでもより優先順位の高いものが上部に配置されます。
そこが“使用者が見やすい・操作しやすい位置”だからですね。


少し前に見学させていただいた現場で印象的だった盤に、“1台で、2台の機械を動かす”というものがありました。
まず扉の最上部に“電源表示灯”があり、これは2台の機会に共通した回路が組まれています。
そして、その下に、左右に並んで“1号機用の機器・2号機用の機器”が配置されていました。
2枚目の写真がその盤です。とてもコンパクトに収まっていて使いやすそうでした。


自分が実際設計する時のためにも、これからたくさんの盤を見て、学んでいきたいです。


次回は「スイッチ類」について話をしたいと思います。


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