第41回 “トランス その2”

2016年 04月 18日

新年度になって新たな気持ちで通勤、通学されている方が多いように感じました。
私も今年度からの目標に向かって励みたいと思います。

では、第41回目の今回は「トランスその2」についてお話しします。
前回の「トランス」では、主な用途や概要をお話ししましたが、
今回は「種類とその使い道」についてお話しします。

初めにトランスの種類は大きく2つあり
・油入式
・乾式
一般的な制御盤で使用されるのは「乾式」のトランスです。
「油入式」のトランスは「電柱」などに取り付けられており、私が受け持った制御盤や機械の中で一度も見たことがありません。

乾式トランスの特徴は
・小型
・小容量
・主に制御盤に取り付け など
制御盤に取りつける部品の中では非常に重たいですので
落としたり、他の部品にぶつけたりしないようにしましょう。

次に油入式の特徴は
・大型
・大容量
・盤外に設置 など
身近な所でいえば、以前もお話しした「電柱」に取り付けられています。

乾式トランスでも容量が非常に大きい場合は、専用の箱に入れて盤外に設置することもありますが、そうそう無いと思いますので割愛いたします。

どちらのトランスも「自冷」、「空冷」、「水冷」の冷却方法があり、私が見た制御盤のなかでは「自冷」のトランスでしたが、それ以外のものがありましたらまたお話いたします。

写真のような試験用の盤にもよく使用されますが、作業性優先のため、大抵がむき出し(箱に入れない)なので、「とって」や「台車」を取りつける、もしくは用意することにより、「迅速」かつ「安全」に作業できる様に工夫しましょう。


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