第25回 “制御盤の仕様書 その2”

2015年 11月 30日

先週に入ってから急に体が縮こまるくらいの寒さになって驚きました。
体調を崩さないようにするには、少し暑いくらいの厚着をして体を慣らすと良いらしいです。


では、第25回目の今回は「制御盤の仕様書 その2」についてお話しします。


前回は、「制御盤の構造」のお話しをいたしました。今回は、電気定格についてお話をいたします。


まず、電圧定格とは、「この値まで電圧を出すことが出来る」ものです。


例えば、家の電圧定格は100Vが一般的だと思いますが、制御盤では、「200V~440V」とその施設の環境によって様々です。


制御盤内では「主電源に繋がっているブレーカー」、制御盤外では、「モーターなどの動力機器」はこの定格に合わせたものをそろえる必要がありますので、非常に重要です。


制御機器については、以前お話した「トランス」で電圧を変換できますので、制御機器が少ないなどの理由がなければ採用されているものが多かったように感じます。


私が、初めて部品交換のために部品の選定をしている時に、先輩社員から「それ定格いくら?」「何を根拠に?」って聞かれてあたふたした記憶があります。
その時は、「前と一緒の物だから…」程度に考えていましたが、今思うと、使っている部品からしか制御盤の中身を見られてなかったなと感じました。


次回は「制御盤の仕様書 その3」についてお話しします。


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