最近暗くなるのが非常に早くなったように感じます。
家から駅まで自転車で通勤しておりますが、無灯火で運転している方がちらちら居ます。
身を守る意味でも電灯は点けましょう。
では、第22回目の今回は「端子台」についてお話しします。
まず、端子台とは、主に制御盤の中と外の「中継」をしています。
端子の大きさによって、大きさが変わりますので、それに合わせて選定しましょう。
その他に、盤内の渡り線や制御盤外の中継に使います。
制御盤の中では、外線と盤内の線を区別する為に使います。
外線の本数から1割ほど余裕を見て取り付けておくと、今後の増設が楽になります。
一般的には、制御盤内の直流、交流の線の色は区別されています。
もっというと、主電路の線の色も違います。それは今度お話しいたします。
外線は基本的に「多芯ケーブル」ですので、色がバラバラです。
例えば、盤内の直流を「黄色」、交流を「青」のような形で区別してあげる必要が出てきますので、色分けする意味でも端子台は必要となります。
ではなぜ、制御盤外の中継が必要かというと、
設備の規模にもよりますが、センサを取りつけ位置から制御盤に直接持っていく場合、
線自体が細く本数も多くなりがちで、断線や機器の故障などが起きた場合、取替えに手間が掛かります。
なので、一回中継箱に繋いでおくと、そこから先は「多芯ケーブル」でまとめられるため、工事とメンテナンスの作業効率が非常に上がります。
前に工事を行ったときに、制御盤外に端子台が沢山ある機械があり、なぜこんなにおいてあるかを聞いてみると、「その付近のセンサの位置を特定しやすいのと、故障しても取替えしやすいようにしている」と聞きました。
その話しを聞いて、将来は機械の調整もしやすいような設計をしていければなと感じました。
次回は「制御盤内の線の色」についてお話しします。