第13回 “リレー”

2015年 08月 03日

8月です。熱中症対策はしっかりされているでしょうか? 「あれ、何かおかしいな?」と感じた時には既に危険な状態になっている、というのがこの障害の怖いところです。しっかりは意識して、水分や塩分を補給しましょう。


第12回目の今回は“リレー”についてお話しします。


まず、リレーとは“コイルに電気を流し、磁力で接点を切り替える機器”です。


小さな電力でも、コイルに流すことでそれを増幅し、大きな電力が必要な機器の“ON OFF”の切り替えが出来るので、動力に一番近い制御装置といえます。


昔の制御盤では制御が“リレーのみ”というものがあったそうですが、今では“シーケンサ”という機器でその代わりをさせることが多く、リレー盤は動きがシンプルな盤でたまにみかける程度になってしまいました。


一般的なリレーはON時に「カチッ」「トン」といった独特の音が出るのが特徴なのですが、、これは“接点を叩いた時の音”です。


使われる用途としては
①動力部の制御
②信号の中継
③感電防止などの安全目的
などがあり、比較的多いと感じているのは②と③です。


注意点としては、接点を物理的に叩くため、制御機器の中では消耗が早い方だということです。空きの接点に繋ぎかえれば使える可能性もありますが、不用意に配線をいじる事はおすすめできませんので、劣化を感じた時はすぐに新しいものに取り替えられるように予備品をおいておく事をオススメしています。


最近では非常に寿命が長い半導体素子を使ったリレーもありますが、その分高価になりますので、まだまだ一般的には広まっていない印象です。


次回は“シーケンサ”についてお話しします。


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