第38回 “シーケンサ その4”

2016年 03月 14日

先週の初めは暖かかったのですが、後半は急に冷え込んでしまい
衣替えが思うように進みませんでした
今年度の冬は暖冬と寒波の旗揚げゲームみたいに感じた今日この頃です。

では、第38回目の今回は「シーケンサその4」についてお話しします。

前回「シーケンサその3」で紹介した「信号機」と「3路スイッチ」をシーケンサ上(以後ラダー)で表現した例を挙げたいと思います。

まず、信号機の特性は前回お話しした
>車道側が「青」の場合、歩道側は「赤」逆も同様
>車道側の信号は「青→黄→赤」歩道側は「青→点滅→赤」
>両方とも「赤」になる時間がある
ですが、これをラダーにする場合、私は「タイマー」を中心に考えて作りました。

今回は「タイマーを15秒でリセット」、「タイマーが○~△」の条件を組み合わせて回路を作れば完成です。

ソフトの順番は
・タイマースタート
・0~4.9秒まで車道の信号が【青】 歩道の信号が【赤】
・5~5.9秒まで車道の信号が【黄】 歩道の信号が【赤】
・5~7.9秒まで車道と歩道の信号が【赤】
・8~10.9秒まで車道の信号が【赤】 歩道の信号が【青】
・11~12.9秒まで車道の信号が【赤】 歩道の信号が【点滅】
・13~15秒まで車道と歩道の信号が【赤】
・タイマーリセットし、次のスキャンでタイマースタート
となります。
歩道側の「青」と「点滅」は「同じ出力」でおこなうので、注意しましょう。

次に3路スイッチですが、
スイッチが両方とも「ON」または「OFF」が同じなら出力は「OFF」、違えば「ON」なだけですので、こちらでは割愛します。

ここでは「ほんの一例」で「正解が1つだけではない」ことは前にもお話したと思います。
つまり、正常に動作するならば「100ステップのものや1000ステップのもの」が存在することになりますので、「分かりやすい」ものにする必要がありますね。
「ソフトのコメント」などを使い「他の人が見ても誤解を生まない」ものをつくりましょう。


次回は「スイッチ」についてお話しします。


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