第1回目 “制御盤の基礎”について +自己紹介

2015年 05月 11日

初めまして、今年の1月から光電機に入社したKです。
以前は主に制御盤の中でも“ソフト屋(電気回路やソフトウェアを使った仕事)”をしていましたが、これからは“ハード屋(実物の機械を扱う仕事)”になるべく新たに勉強していく中で、私が「ここは気になる」と思ったところを取り上げて書いていきますので、よろしくお願いします。


第1回目の今回は、“制御盤の基礎”についてざっくりお話しします。


「制御盤とは、機械や生産ラインを制御・操作するための各種電機機器(※1)を納めた箱のことです。一般的に制御盤の前面にはメーター(※2)やスイッチ(※3)、タッチパネル(※4)が取り付けられており、機械や生産ラインの動きをボタン操作することが出来ます。」
http://www.seigyosekkei.com/control-system/より引用)


制御盤の前面というのは“扉”の事です。
毎回扉を開けて操作するのは非常に面倒ですし、開ける度に電気機器の【天敵】であるチリやホコリといった異物が入りやすくなってしまいます。
ですので、“よく見る・よく触る”ものは扉部分に取り付けるようにします。
その際、“見やすくて操作しやすい”ような配置にするのがポイントです。


では“見やすくて操作しやすい配置”とはどういうものでしょう?


私が経験した中で例を挙げると
 ・目線辺りの高さに計器類や『運転』『切替』など使用頻度の高いスイッチを配置する
 ・同じ盤がある場合は、それと同じ配置にする
というようなものがありました。


以上で第1回目の記事は終わりです。
次回は“板金としての扉”についてお話ししたいと思います。



※1 『漏電遮断器』『ノーヒューズブレーカー』『シーケンサ』『リレー』『タイマー』など
※2 電流や電圧の値を見るための計器など
※3 『表示灯』『押しボタンスイッチ』『セレクトスイッチ』など
※4 表示画面から調節操作が出来る機械。「よく見る・よく触る」が一体化したもの


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