代表者挨拶

当社の主力商品は、大型船舶を中心とした電気艤装品の販売・設計です。つまり船の運航に必要な舶用ケーブルの配線をはじめ、船内・外の諸設備の工事に必要な製品を取り扱っています。例えば、クルーズ船などの大型船舶になると製造開始から完成まで、建造に数年がかかることもあり、文字通りお客様に伴走して竣工まで取り組むことになります。

グローバル化が進む中で造船業界は世界をつなぐ産業として一翼を担っており、私たちの会社はそれを支えているという自負を持っています。

株式会社ノムラは父が創業した会社で、私は代表取締役として三代目を務めています。長年、経営企画室に所属していましたので、そこで感じていた課題を取り上げで社内改革を進めており、「現状維持は衰退」という二代目社長の言葉をもとにトライ＆エラーを繰り返しているところです。

例えば社内を「売上向上・新規顧客獲得チーム」「物流における不適合防止対策チーム」「社内改善推進チーム」に分け、それぞれが問題点を抽出し、その具体的な改善策を立案して実行しています。自分たちで問題を解決していく喜びや、その成果によって現状がよりよく変化することを実感する。いわゆる成功体験を大切にしてほしいという私の考え方は少しずつ浸透していると感じています。
このような社内の組織改革や社員教育は、一番注力している部分で、意識が変わってこそ、会社も変わると考えています。

当社の強みは、日本を代表する大企業と直接取引をしているところです。長年の信頼関係から、その現場ならではのお悩みやご相談を受けることもあり、解決することでノウハウが蓄積しています。このような流れから、商品の製造・販売といったモノだけでなく、システム開発や設計をはじめとしたコトの部分をご提案する機会も増えており、ここでの知見や技術が他産業に応用することができないか、模索をはじめています。

造船業界は世代交代を経て、大きく動き始めています。我々はこれをチャンスととらえ、失敗を恐れない方、広い視野を持って積極的に取り組む方を採用したいと考えています。そしてモノからコトへ、そして感動を提供できる企業を目指していきます。